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【MERS】日本で感染者が出たらどうなるの?

      2015/09/08

韓国で多数の感染者が出ている「MERS(マーズ)」。日本でも感染者が出てしまうのでしょうか?



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現在、韓国で「MERS」が流行し、連日ニュースを騒がせています。

日本では、MERSの上陸を阻止すべく、検疫強化などの対策を取っています。

でも、もし日本で感染者が出てしまったらどうなるのでしょうか?

致死率は?

治療法は?

予防法は?

元厚生労働省・医系技官で、感染症疫学のスペシャリストである木村医師が、

テレビでMERSについて解説されていたものをまとめました。

 

MERSとは?

MERSMiddle East Respiratory Syndrome)とは「中東呼吸器症候群」のことで、

病原体は「MERSコロナウイルス」です。

2003年に流行した「新型肺炎SARS」 の仲間になります。

2012年、中東で初めて確認されました。

感染源は「ヒトコブラクダ」ではないかと言われています。

 

感染ルートは、飛沫感染、又は、接触感染

つまり、咳やくしゃみなどから感染します。

 

潜伏期間は、2~14日間と言われていますが、

中には発症しない人もいます。

 

まだ新しい病気なので、よくわかっていない部分もあります。

 

MERSの症状と予防法とは?

MERSの症状は「発熱・咳・下痢」で、風邪やインフルエンザとよく似ています。

 

抵抗力が落ちていると重症化しやすく、

肺炎や腎不全・呼吸困難に陥る可能性があります。

 

MERSには、100%有効な治療法はありません。

予防するワクチンもありません。

 

もし感染してしまったら、

隔離病棟で各症状の対症療法が行われるのみです。

 

MERSの感染拡大を防ぐためには、

「手洗い」「規則正しい生活」「咳エチケットの徹底」

が必要です。

 

MERSの死亡率について

WHO(世界保健機構)が6月1日に発表した情報によると、

  • 感染者 1,154人
  • 死亡者    434人

で、致死率が4割弱になっています。

 

4割という数字は、とても怖いものです。

天然痘でさえ3割でした。

 

でも、この数字は2012年の中東やアジアでのデータが主です。

 

日本など栄養状態や衛生状態のいい先進国で、

この数字がそのまま当てはまるかは不明です。

 

また、情報として出ている人数自体が正しいかどうかわからず、

感染者がもっと多い可能性もあります。

 

韓国での感染拡大の経緯(5月4日~6月5日まで)

5月4日 中東から68歳韓国人男性が帰国。

↓ 発熱後、MERSを疑うも当局が放置。この間に22人以上に感染。

5月20日 68歳韓国人男性に感染発症を確認。

5月26日 感染疑いの44歳韓国人男性が、アシアナ機で中国入国(5/27まで同機は消毒されずに名古屋などへ運行)。

5月29日 44歳韓国人男性、中国で感染確認。韓国高官「個人の問題で政府に責任なし」。

6月1日 2次感染の71歳男性と58歳女性の2人が亡くなる。

6月3日 午後、緊急対策会議を開く。

6月4日 3次感染の82歳男性が亡くなる。

6月5日 76歳男性が亡くなる。41人に感染確認、1667人が隔離対象者(5日16時現在)

 

日本での対策は?

中東や韓国から帰国した人で、空港(検疫所)で感染疑いが見つかった場合は、

検査や健康監視が実施されます。

 

帰国後2週間以内に発熱や咳などの症状が出た場合は、

直接医療機関へ行かず、「保健所に連絡してください。

 

MERS感染時の費用は、

検査は「原則自治体が負担」

入院は「公費負担」

となっています。

 

日本の感染症対策は、何十年も遅れています。

日本では「水際で止める」という観点で対策が行われています。

これでは実際に病気が入ってきた時、

韓国よりもっと酷いことになってしまう可能性も考えられます。

MERS上陸後の感染拡大を防ぐためには、

行政がいかにうまく対応できるかどうかにかかっています。

 

以上です。

現在、日本では、韓国からの帰国者や入国者の健康状態の監視を強めています。

MERSは飛沫感染するので、感染者が入国して発見が遅れると、

感染が拡大してしまう可能性があります。

感染拡大を防ぐためには、感染者を早期発見し、隔離することが重要です。

でも、症状が風邪とあまり変わらないというのが厄介ですね。

 

韓国の様子を見ていると、亡くなる方はほぼ高齢者です。

木村先生がお話されていた通り、

免疫力や体力が落ちていると、重症化しやすいのかもしれません。

あと、糖尿病などの基礎疾患のある方も気を付けた方がいいそうです。

MERSの感染は「院内感染」が主だそうなので、

病気を持つ方をいかにMERSから守ってあげるかが重要です。

 

健康な大人がMERSを過剰に恐れる必要はないかもしれませんが、

MERSだけでなくあらゆる病気の対策として、

日頃からしっかり手洗いをし、規則正しい生活を心がけることが大切ですね。

 

【関連記事】

MERS感染拡大の背景に「スーパースプレッディング現象」

 - 健康・医療, 気になるニュース

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